-マーケットインよりも、プロダクトアウトが自分なりのスタイル

 いつ潰れてもおかしくないって本当に思っていますよ。けど、お客さんが「何を望んでいるか?」も大事だと思うけれども、どんどん新しい製法や形を見つけ出して、提供するというようにしてきましたし、これからもしていきたいと思いますね。単純なんですけど、「良いものを提供すれば結果として売上も上がってくるだろう」そう考えています。それで自分が納得いく満足いくものを出せたら安心するでしょうけど、まだその感覚がないので、やっていけるとかはまだ全然思わないです。

 一生一品、という気持ちでやってるから業態も変わるし、やり方も味も変わり続けている。ある意味お客さん無視してると言われたら仕方ないかもしれないけど、それが結果「お客さんのためになる」と思ってやっています。

-弟子の為に出来た2店舗目、3店舗目と自家製面

 僕結構、自分の儲けって興味なかったんです。けど、弟子入りしたい!って子たちが増えてきた時に、「この子たちの将来に繋げられるようにしてあげたいな」、って想いが出てきて、修行用のお店という考え方で2店舗目を出しました。そうやって店舗展開していくうちに、3店舗目の頃にはもう豚骨って複雑すぎて弟子が“もう豚骨わかりません”みたいになってきて。笑 ありがたい事に僕の元にはおりたい、って言ってくれたんで、弟子をとるのは少し控えめにして、新しいこととして自家製面をはじめました。3店舗目が出来たのが5年目ぐらいかな。