-負のスパイラルは終わることがなかった

 その時はずっと会社に利益がない時期が続いて、その店舗も最終的には撤退するしかなくなってしまいました。その後に出した店舗も立て続けにうまくいきませんでしたよ。その後出店した枚方市の店舗は、オーナーさんが「チェーン店としてFCをやらせて欲しい」って言っていただいたんです。ただラーメン屋は副業でされるってことだったんで、「運営はうちに全てお任せします」って・・・。
 すごいプレッシャーでしたよね。社員も全部うちから出してほしいってことだったんで、正直厳しかったんですけど、そこのオーナーには以前お世話になっていて恩返ししたい気持ちもあったんで、引き受けさせていただいたんです。

 

-いろいろなことを一から見直す日々

 それが大きな誤算で、ほんとうにびっくりするくらい全然うまくいかなかったんですよ。FC店なんで、うちは社員の問題だけで済んだんですけど、そこのオーナーさんにはかなりの赤字を出させてしまって。最後はそのオーナーも納得してくださったんですけどうちの力不足なことに変わりはないんで、あの時は本当に責任を感じました。本当に申し訳なかったです。
 1年半ほどそんな感じで全然うまくいかない時期が続いて、正直、負の連鎖でしたね。「このままやったらあかん!もう1回初心にかえって1から見直そう!」と思ってそれからは、当時直営店舗としてあった4店舗に人を集めて、各店舗を巡回して回ったり、少しずつ力を入れていろんなことを見つめ直していきました。

 

-数字よりも周りの人達への感謝

 そうするとまた少しずつ売り上げも戻ってきたんです。店長や社員の子たちもどんどん成長していってくれて、どの店舗もすごい活気のあるいい店になっていきました。現在では8店舗まで拡大することができて、それに伴ってセントラル工場も体制が整ってきました。それが今につながって、ここ2、3年は売上もずっと上がり続けています。売上げや数字はもちろん大事ですけど、正直それに対してはそこまで考えていないんですよ。
 やっぱり一緒に働いてくれているスタッフのみんなに辛い思いをさせたり、そのFCのオーナーさんだったりにご迷惑をおかけすることなど、そういう苛立ちや苦痛がなによりも一番自分の中できついですよね。
 だから、そういう周りに支えられて、今のこの「きんせい」が出来上がったようなものなんで、本当に誇りに思っています。これからもこの「きんせい」をみんなの手で一緒に作り上げていきたいですね。

 

 

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