－受け入れ、関わり続けるからこそ今がある
海外に出店した経緯はたまたま日本人でオーストラリアに永住している宝石会社の社長が食べに来て、「このとんこつラーメンを勉強してオーストラリアの人たちに食べて頂き感動を与えたい！」と「だから修行させてくれ」とお願いされたんです。目に勢いがあって、本気だったから一度協力してみようと思って、受け入れました。
つい最近何かの特集で、オーストラリアのヌードル部門で１位になったみたいです。彼も弟子ですが、誇りです。受け入れたからこそ彼も僕も今があります。収益よりも、お互いが幸せになるために教えたので、感謝もしてくれています。
今でも新しいメニューを始める際には相談してくれますし、味に関しては自由なんですが、相談される以上は関わろう、これやれあれやれとかは言わないんですけど、そういう関係をお互い築いていける師弟関係っていいと思っています。
－形ではなく、伝わったかどうか
もちろん店長クラスにもしっかり関わっています。彼らにしっかり関わっていくと、アルバイトまで浸透するし、自分が伝えたいことはお金の前に美味いものを提供して、お客様に喜んでもらうことです。
自分は付き合い下手な方なので、それを店長会議みたいに大げさなものではなく、居酒屋で食べながら、話して伝えています。
また、従業員と関わるために社員旅行もしていますよ。以前は研修という堅苦しいで貼り紙をしていたんですけど、それよりは「旅行に行っています」とした方が潔く、お客様にもありのままを伝えていきたい！と思っています。
－とんこつラーメン屋として記憶に残る生き方を！
そんな自分の信念を評価してくれるお客様がいるので今の自分があると感謝しています。
夢は、とんこつラーメン屋さんとして無鉄砲というこだわっていたオトコがいたなとみんなの記憶に残ることです。歴史に残れば、幸せでじゃないですか。そのためにも、守り続けるのではなく、もっと喜ばれることを考えて、勉強するのが楽しみです。世界でもやっていけるだけの知識や経験を今後も作っていきたいです。
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