-自家製麺をやろうと決断!寝る暇もなかった

 最初、自家製麺じゃなくて、スープだけ作ってやろうと思ってたんですよ。大将がいきなり全部は無理やろって言ってたんです。

 それである日、「麺野郎」の庄司さんと、「きんせい」の中村オーナーと3人でご飯を食べていた時に外注の麺でやろうという話をしたら庄司さんに「そんなの絶対ダメだよ!」って言われて、ラーメンの麺を具の1つとして考えちゃダメだ、と言われてその言葉が凄く響いて、確かにラーメンってめちゃくちゃ麺が大事やなってなって。

 当時、製麺機置く所なかったので家にコンパネを床に張って製麺機置いて、やりました。店に粉が着いて、それを家の2階まで運んで、営業終了後に麺を打って、それを店に運んで・・ほんまに寝る時間無かったですよ。1日1時間、2時間の生活がずっと!当時の僕ガリガリでした。笑 人って寝なかったら痩せるんや・・みたいな。笑

-31歳でついに念願の独立

 いや、本当に「きんせい」の中村オーナーには足向けて寝られないですよ。本当に親方に出会えてなかったら、今でもきっとクズですね。笑

 念願の独立が31歳でした。しんどい時期も凄い長かったですよ。働く時間も長いし、お客さん来ないし、けどそんなにお金は無かったし、精神的にやられましたよ。

 けど、僕ラーメンやりたいって思い続けた時期が長かったので、もうめちゃくちゃやれましたね。何も考えてなかったら僕きっと辞めていましたね。笑